SAOガールズ・オプスの6巻を読んだ。

ソードアート・オンライン ガールズ・オプス6 (電撃コミックスNEXT)
- 作者: 猫猫猫,川原礫,abec
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/02/09
- メディア: コミック
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これ、前にも書いたけど、数あるSAOコミカライズのなかでも一押しのシリーズだ。理由としては、
・小説のコミカライズではなくオリジナルストーリーである
・原作でDEBANが少ないリズ、シリカ、リーファ(とオリキャラのルクス)がメイン
・作者がベテランで絵が安定していてきれい
・節度ある健康的なお色気シーン
と、こんなところがあげられる。シノンはちょっと出番あり、アスナは回想シーンのみの登場でセリフもなしと、原作での力関係を反映した絶妙なバランスである。ちなみにキリトもちょっと出てくる。
6巻のストーリーは5巻からの続き。ALOをプレイ中のSAOサバイバーのところに、SAOで死んだはずのプレイヤーの幽霊が現れるという噂が流れる中、メンバーの一人ルクスも、SAOで助けてもらったロッサという少女の幻影を見る。仲間一同でその影を追ううち、SAOと関連した新アイテムのレシピが手に入るというクエストの情報を入手。ところがそれをレプラコーンの悪名高きギルド「小人の靴屋」リーダーのグランゼに知られてしまう。グランゼの手で捕らわれの身となり、クエストの情報を奪われそうになるリズたちであったが…。
今回のエピソードはこれまでの中でもかなりの長編になっていて、SAOと絡めた大きなテーマが感じられる。が、今のところ謎ばかり増えている状態。SAOの亡霊とはなんなのか、謎の新アイテムとは? 新キャラ・アディの目的は…という感じで、ちょっとやきもきさせられる。何しろ隔月連載物なので、そうそう新刊がでるわけじゃない。もうちょっとスピードアップしてほしいのが本音だ。
まあ、ストーリーはあまり進まなかったけど、個々の場面を見ればアクションあり潜入ミッションあり、謎解きギミックありで、内容としてはなかなか盛りだくさんで面白かった。特に時には切り込み隊長になり、時には盾役になりと大活躍だったのがリズ。原作準拠なら、このメンバーだとリーファの実力が頭一つか二つ抜けていると思われるんだけど、このシリーズだとあんまり強くないんだよね。その辺はリズやシリカの出番をこれ以上奪わないためなんだろうな。
次の巻ではさすがに色々と謎が解けると思うので楽しみだけど、また1年後なんだろうな…。