進撃の最新話を視聴した。
中央憲兵によって追い詰められていた調査兵団が、逆襲に転ずるエピソード。サブタイトルの信頼は、マルロが調査兵団のことを信頼していたことや、リーブス商会が街の人たちから認められていたこととか、いろいろと意味を含んでいるのかと思った。
マルロとヒッチ再登場
憲兵団に入ったアニとのからみで妙に印象に残っていたこの二人がSeason1終盤以来の再登場。マルロはその髪型で、ヒッチはアニメ化にあたりやたら可愛くなったことが印象深かった。ヒッチに関しては、アニメに引っ張られて原作版も美化されていた気がしたな。
マルロが調査兵団を信頼しているところは結構意外で、もっと清廉潔癖系のキャラかと思いきや、とにかく壁の中をよくしたい目的のためならの手段は選ばない的な柔軟さがある人物だった。このあたりも、アニとジャンの二人からあの「バカ」と似てると言わしめる要因なんだろう。
シリアスで重要なシーンのなかでも、ジャンのマルロ髪型への突っ込み、ヒッチの「この馬面がぁぁぁ!」とかネタセリフが豊富なのも面白い。ヒッチのフルスイングでジャンが白目になる勢いだったのには笑った。ヒッチも何気に友達思いのところあるよね。アニのこと心配していたりして…
フレーゲル男を見せる
偉大な父親の生前は陰に隠れ、父なき後も中央憲兵から逃げ回るだけだった二代目・フレーゲルがハンジと組んで中央憲兵を陥れる。
進撃は良くも悪くもブレないキャラが多いので、こういうわかりやすい成長をするパターンは珍しいかもしれない。町の人々の前で、会長就任宣言をするところもカッコよかった。だんだん声が小さくなるところも含めて、ボンボンらしく素直な人柄なんだろうな、と思わせた。
ハンジさんの「調査兵団はいまだ負けたことしかないんだよ!」は進撃を象徴する名セリフだよなあ。ほんと、物語が始まってからこっち、ひたすら負け続けているもの。なにしろ、せいぜいが壁の穴をふさいで巨人を追い返したくらいで「人類が初めて巨人に勝った」と言わしめる世界観だ。逆に、こんなに主人公が勝たないストーリーでここまでの人気を得ているのはとんでもないことにも感じる。
いういえば、モブリットの名セリフ「ハンジさん、ワイルドすぎます!」はあまり聞き取れなかった。
カットされたシーン?エルヴィンとナイル、新聞社襲撃
エルヴィンの独房にナイルがやってきて、ナイルの家族についてゴニョゴニョ話していたけど、これって確か原作では、前段として連行される前に馬車の中で話していた内容があったような。ナイルさんの奥さんがエルヴィンとも旧知で、二人の若いころの関係性とかも語られたシーンだったんだけど…。ナイルって何気に原作の最新話にも登場していたし、中枢にいながら調査兵団に親和的な重要な人物だから、この二人のエピソードは何らかの形で触れておいてほしかったな。
あと、ハンジとモブリットが新聞社を襲撃するシーンもなかった。いきなり最後に記者二人が笑顔で出てきて、これだけ見ると「普段中央憲兵に唯々諾々と従っていた記者が、唐突に調査兵団側に寝返った」感じに見えちゃわないかな? まあ、ここはさすがにそんなに重要とも思えないからカットもやむなしか。若いほうの記者が妙にキャラ立ってて、ハンジとモブリットのナイスコンビ感も見られて好きなシーンだったんだけど。
次回予告
次回予告ではいよいよあの謎の女性が登場か。サブタイトルが「回答」ってことは?、エルヴィンの問いかけに対する王政側の「回答」ってことかな? なんにせよまた一気に話が進みそう。あと2話くらいで王政編終わっちゃうんじゃないか?
過去の感想
【アニメ感想】進撃の巨人 Season3 第40話 昔話 - 怒られる男の日記
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