昨日も進撃、今日も進撃の感想で申し訳ないが、今回は単行本26巻の感想。とはいえ、連載で追いかけてるので内容的には知ってるわけだけど…。修正がどこにあったかまで検証する気力もないし、ざっとまとめて読んでの振り返りになる。

DVD付き 進撃の巨人(26)限定版 (講談社キャラクターズライツ)
- 作者: 諫山創
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/08/09
- メディア: コミック
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前半での対マーレ戦は、巨人と兵士が入り乱れる、今までにない形の戦争だった。今までは、場面場面に応じて巨人対巨人、巨人対人間、人間対人間って感じではっきり分かれていたように思うが、今回は巨人同士の戦いに人間が介入したり、人間が巨人にダメージを与えたところに巨人がとどめを刺しに行ったり、とにかく「乱戦」という言葉がぴったりだった。
サシャが明けた小さな穴を突破口にして、車力の巨人に兵士の攻撃に多段HITしてダメージを重ねていくくだりとか、軽率に飛び出した顎の巨人をタイミングよく待ち構えていたミカサが攻撃し、動けなくなったところをエレン巨人が確保、そして戦槌の巨人捕食につなげていく流れが、戦いのダイナミックな展開が感じられてすごく好きだ。
そしてサシャが…このシーンは衝撃だった。もう作戦がうまくいったんだって気を抜いたところだったから、なおさら。かつて死ぬ予定だったシーンを生き延びたサシャの最後がこの場所だとは。物語上の意味を考えると、今のところ、ガビというキャラクターに読者のヘイトを集めているくらいしか見受けられないが、それが今後また別の意味を持ってくるのだろうか。サシャ、その後も回想シーンで毎回のように出てくるから、いなくなったような気がしないよ。
エレンの笑いが最新話で問題になっていたけど、こうして読み返すと、「サシャらしいな」っていう感じの思い出し笑い+エレン特有の自虐笑いって感じかな。思いのほかガッツリ笑っていたのでびっくりした。こりゃコニーも怒るわ。
アルミンのシーンで久しぶりに出てきたアニ、美しかったな。なんとなく、結晶の中でもちょっと大人っぽくなってる気がしたのは気のせい? 諌山さんの絵の問題かな? せっかくこうやって登場させたのだから、結晶化を解いて動いているところ見たいけど、今彼女が出てくるとしたら、他社に巨人能力を継承させるためのエサとして、くらいしか思い当たらないので心配ではある。
最後に、お約束のスクールカースト。すまし顔でめっちゃ焦ってるヒストリアに笑った。とりまき連中(得にライナー)のドヤァ顔も何とも言えない、そして、最後の意味不明すぎるオチも面白すぎた。次回はどうなる?