前回に続いて、大12話「死線」後編の感想。補給線を絶たれ前線に孤立した同盟軍の各艦隊は、ラインハルト旗下の各艦隊に苦戦を強いられる。そんななか孤軍奮闘するヤン率いる第13艦隊だったが、司令部からは、前線の状況を全く無視した、アムリッツァ星域での再編成及び決戦が指示されるのだった…。
同盟軍の圧倒的劣勢とはいえ、ここまでの大規模な艦隊戦は作中でもそうそうないので迫力があった。実際、このあと同盟軍は再編につぐ再編でジリ貧になっていくわけで、13艦隊がフル運用できたこの時点で、もう少しうまい手を打てていれば、銀河の歴史は変わっていたのだろう。それこそヤンが思い描いていたような一時的な平和を享受するとか。実際には同盟軍は統率も取れないままにひたすらラインハルト軍に蹂躙されていく。
そんな中、同盟軍のヤン以外の提督が地味にいい勝負してたるする姿にときめく、そんな気持ちわかってもらえるだろうか。あの、12艦隊がキルヒアイス艦隊からの撤退戦を戦っていたとき、横ざまから援護してくれた人(名前を忘れた、ごめん)も相当なファインプレだったよな。あの人がいなかったら、スキのないキルヒアイスに対して13艦隊は相当な損耗をしいられ、この後の展開も全く異なるものになっただろう。
それはさておき、大変な事実が判明した。エンディングとかで顔が出ている中で、きっとアッテンボローだと思っていた茶髪の男がポプランだった。本物のアッテンボローはロン毛気味のちょっとすかした兄ちゃんだった。ポプランだった茶髪の人、やんちゃな表情がすごく、自分の脳内のアッテンボローっぽかったので、結構ショックだ。
そう、私はダスティ・アッテンボローさんが非常に好きなのである。(将来の)ヤン艦隊においてある程度自分の裁量で動けてラインハルトの部下あたりともタメを張れる優秀な艦隊司令官であり、ヤンの後輩っていうポジションもいいし、ヤンやユリアンとの関係性とかも気に入ってるので、出てきて嬉しかった。見た目は思っているのと違ったけど。
毎回見ていて気が付くのが、「前線でなにかあったのか?」「ここが前線です(半ギレ)」とか、「けれんみのない良い用兵をする…」とか、重要な場面って程でもないセリフで覚えているのが結構多くて、つくづく昔の自分がどれだけはまっていたののかと思う。アムリッツァという単語が出ただけでもワクワク感がすごいし。
さて、次回はいよいよアムリッツァ星域での最終決戦。細部は忘れているので、どんな形で描かれるのか楽しみだ。